ブログ(ぱせり日記)
認知症の初期はご本人が一番混乱されます。
認知症
以前も書き込みましたが、私は認知症について
「脳の神経細胞が変性消失して日常生活に障害を来たした状態像で、不可逆的進行性の難病」
と学びました。
認知症は状態像であって、原因疾患はアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉型認知症、脳血管障害の後遺症による認知症など多くの原因疾患により認知機能が障害されるために起きる症状の総称です。
それに脳血管障害等の突然に発病に伴って障害される場合を除き、進行性の難病なので徐々に進行する
いえ、初期の初期は気付きにくいです。
個人差があって、初期段階と気付いた時には進行している例が多いです
一部の方で、「まだら」と呼ばれる、しっかりした部分と記憶が穴が開くように失うことがあります。
できなくなったご自分に気付かれると辛いですよ。
忘れた事に気づくかたもお辛いと思います。
普段は忘れ、失った記憶も忘れるので、気にすることはありませんが
周囲の一言で傷つかれる方が一番辛いと思います。
高度認知症まで進行されると数秒前の記憶も無いので、笑顔で対応して支援すれば辛いことはありません。
不老不死の言葉が一番適切だと思う反応をされます。
ご自分は気持ちが若いので、ご自分よりお若い方に向かって「お婆ちゃん」なんて失礼な発言も平気です
爆笑して何事も無い様に、「四捨五入すれば全員100歳」で話題を切ります。
個人的には
お釈迦様が四門の例えで説かれた教えに「生老病死」の四苦があります
生きる苦しみ、老いる苦しみ、病の苦しみ、そして人間は逃げる事ができない死の苦しみ
致死率100%の人間です。
その苦しみは想像する事も怖いでしょう。
認知症になると、ご自分の年齢や病状、状態を認知する機能が失われ、気持ちが若い方は何時までも若い
だから最期の死の苦しみは無関係になります
辛い治療も忘れるので、苦しみに怯えることはありません。
だから認知症になることも悪くないと思っています
人生100年時代
最期の1~2年はしっかり認知症になってください
認知症になると周囲の皆さんや家族に迷惑をかけるから・・・
いやいや、認知症になればその心配も失って気楽になりますよ
何時までも元気で、最後の最後で認知症
これが一番です。
ぴんぴんころり(PPK)
元気でころりと死ぬ
考えてください、昨日まで元気だった伴侶が突然亡くなる
これが目標だなって、私は許しません、認めません
元気で、元気で、認知症になって「安らかに人生を終える」が一番素敵だと思っています。
その為には、長生きすることです
その上で、地域の中でお役に立つ活動を
地域の役は面倒だと思う方も多いですが、それがご自分の介護予防になり、元気の秘訣だと思えば得るものが大きいです
趣味も良いですが、身体を動かす趣味は加齢と共に難しくなります
私はイカ釣りが趣味ですが、運転できなくなれば釣り場へ行く事が難しくなります。
なんとも不便ですね。
それも人生だと思って受け入れる事だと思っています。
ぱせり
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