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2022年05月29日 日曜日

認知症にならないコツがありますか?

地域の方よりご質問を頂きました。

「認知症にならないコツはありますか?」

質問の意図の中に、私の母親と同じで「認知症になって家族に迷惑をかけたくない」「認知症になることは悪い事」があると思います。

でも、認知症になればご本人は迷惑をかけている感覚は全くありません。

認知症になることは本当に悪い事なのでしょうか?

これは別の記事で書いたことがあるので、機会があれば読んでください。

 

さて、「認知症にならないコツ」は・・・、私は専門の医師ではありません。

ただ、今まで福祉・介護の業界で20年以上経験してきて気付いた事が少しあります。

ただし、基本は 認知症=病気 なので、予防法は難しいと思います。

健康的で食生活にも気を配り、何不自由なく暮らしていた方が突然の脳梗塞で倒れた・・・ことは何度もお聞きしました。

塩分で制限し食事も栄養素まで細心の気配りで、日々運動して鍛えていても癌に侵され闘病の甲斐もない

あまり否定的なことを言うと夢も希望も無いので、お応えした内容を書かせていただきます。

 

これは私の経験であり医学的な知見、エビデンスはありません

分かりやすくいえば私の感覚であり、そんな気がする~程度です。

 

他人を思いやり、地域のお世話を続けている方は常に脳が活性化され認知症になりにくいと考えています。

現役で地域の役員を続けている方が認知症になったお話は少ないです。

ご自宅に引きこもり一人で家の中で篭る方は、気付けば認知症が進行している例は多いです。

地域の集まりで、ご自分の意見だけを言って他人のお話を聞き入れる耳の無い方も気付けば認知症になって施設へ入所された・・・のお話もよくお聞きします。

長年見てきて感じることは、周囲に気を配り、他人の声を聞かれる方は、常に脳が活性化して認知症と無縁

そんな感じがしています。

 

地域の中で大切なお役を負担に思われる方も多いです

それを自分の為だと思える方は認知症にならないコツなのかも・・・と思うことがあります。

私の父親もい30年以上、今も地域の中で会長と呼んで頂いて、地域の事を考え、皆さんのお話をお聞きして

地域のために・・・と、日々急がしい毎日を過ごしています。

それが病魔にも打ち勝ち、認知症も無縁の活性化した脳を維持しているのかな~って本気で思っています。

 

高齢になっても、身体的に自由に動く事ができなくなっても

相手がテレビだけになっても、ニュースを見て「怒る方」、バライティー番組で笑える方は脳が活性化していると思います。ドラマを見る事が難しくなると認知症を少し疑います。

だから一人でも感性が豊で喜怒哀楽を正しく表現できる方は問題ないと思っています。

 

でもですね。80歳になって20歳と同程度の脳の機能があると、これは怪物でしょう

足腰の衰えと同じで徐々に身体機能が廊下で低下するのは自然だと思います。

人生の最終章は認知症になることで、ご本人はある意味で楽だと思いますよ。

ただ、ご家族の心労は大変です

だから、グループホームぱせりのように認知症専門で支援する施設があり、相談して頂ければ何かヒントをお話できると思います。

 

ぱせり

2022年05月27日 金曜日

その人がその人らしく生活できるって…

その人がその人らしく生活できるために

 

ぱせりのホームページの表題にある言葉です。

その人らしい生活

グループホームは1ユニット9名の皆様が共に暮らす生活の場です。

認知症対応型共同生活介護

共同生活の場に「その人らしい生活」はあるのでしょうか??

どうすえば、その人らしい生活を支援できるのでしょうか??

 

普段、こんな事を考えて仕事をしている職員は少ないと思います。

でも、時には立ち止まって考えるべきだと思います。

認知症で自己表現が上手に出来ない方も多いです

逆に制約を感じなくなり、本来の姿を表出される方もあります

長い人生経験で培った人生の達人的に上手に職員を活用する方

人生を達観して穏やかに、必要なときは自己表現されるかた

 

様々ですね。

私は「わがまま」が言える馴染みの信頼関係の中で自己表現をして頂いた「わがまま」をお聞きして

全てを満足していただく事は難しくても、数点はお聞きして、希望を叶えて差し上げる

全員同じ対応ではありません

生育歴、生活歴、家庭環境や社会環境が異なる中で今の年齢を迎えた皆様です

100人いれば100通り

だから、面白い

それを1件1件、お聞きしていく機会は必要だと思います

その言葉の中に「その人らしさ」があり、それが認められ、許される生活を実現すれば素敵だと思います。

 

限りある時間、限りある職員数

個人的に申し上げると「来年の今日に全員がお元気であることは難しいと思います。」です。

悔いの無い様に日々を素敵な一日にする為に、今を大事に、今日を大切にして行きたい

 

若いときは「明日になれば何とかなる」、苦しい事だって「今は我慢のとき」、「今を乗り越えれば大丈夫」

と考えていました。

でも、高齢になれば先の事は考えられません。

明日は会っても、その先は見えない、5年後10年後の夢を持つことは難しいです

だから日々を大切にして行きたいと考え、何が出来るかを悩み、できることから続けて、積み重ねて行きます。

 

ぱせり

2022年05月26日 木曜日

家庭菜園が楽しみ~♪

ぱせりの駐車場周り、施設の物干し場周囲に家庭菜園でミニトマトを栽培しています。

入居者の方にも水撒きを一緒にしながら育つ楽しみを持って頂いています。

それが実をつけて育っています。

 

「大きくなると楽しみ」

ミニトマトだから、もう少しで育ち真っ赤になりますよ。

花がいっぱい咲いているので、ミニトマトは大豊作でしょう。

 

日々、育つ姿は楽しいですね

認知症があるので、日々が新鮮で「わぁ~凄い。」「これは何ですか?」

毎日、新鮮に喜んで頂けるので一緒に笑っています。

何度も、何度も同じことを聞かれても、都度で笑顔のお返事です。

 

瞬間瞬間を楽しく過ごせば充分です。

その積み重ねが入居者の皆様と職員の馴染みの信頼関係になります。

認知症になっても感性は鋭くなっています

笑顔で対応する職員には笑顔で返して頂けます

でも、何度も何度も同じことを聞かれて「何度も同じことを・・・」と表情に出るだけで読み取られますよ。

凄いでしょ

長年の人生経験が、相手の顔色の変化を読み取り、無意識に返されます。

 

だから~~101回までは笑わないと駄目だよ~~

100回までは笑って、101回目に笑顔で他の職員へ振れば良いだけです。

カウントはしません

感覚です。

 

認知症は病気がなせる事です

好きで認知症になっていません

歳をとって老いて行くのは平等です

90歳を超えても元気で現役の活動を続ける私の親父殿のように稀ですが、怪物君もいます

でも、多くは歳相応に身体的に不自由が増えて、若いときと違うのが普通です

しかし、全員、学生時代を経て、甘すっぱい初恋だってしています

楽しく遊んだり、日本各地を旅した思いでもあるでしょう。

家庭を持って子育てして、一生懸命に働いて、素敵な人生を過ごしてこられた

 

人生の最終章が「ぱせり」での生活になっているだけです

最期が良ければ人生の全てが良い

どんな素敵な人生でも最期が辛いと全てが否定される気がします。

だから私達は、私達に出来る素敵な人生の最終章を素敵に過ごして頂きたい

その為に何が出来るかを一緒に考えて、良いと思ったことは「やってみよう」の心です。

これが今のぱせりです。

 

 

ぱせり

2022年05月23日 月曜日

ぱせり日記の文字、誤変換についてのお詫び

ぱせり日記を読み返して恥ずかしくなりました。。。

 

誤変換、入力ミスが多い、多い

言い訳すると入力中に外線電話が入り、一度間をおいて続けるので変になる

あ~、最大の理由は私の目と指ですね

年齢には勝てないので、正しく変換したつもりなのに雰囲気で読むから誤変換に気付かない

だって正しく読めるんです。その時は・・・

 

でも、読み返すと間違いだらけ

恥ずかしい~~~~!!

 

お笑納くださいと押し付けることをお許し下さい。

少しでもリアルに、読みやすいように日記として書き続けて行きたいので、大きな目で見ていただければ幸いです。

 

 

ぱせり

2022年05月23日 月曜日

PT連携 毎月の理学療法士指導

ぱせりでは毎月、理学療法士の方から2~3時間の理学療法士の先生にお越し頂いて定期的な評価と指導

体調変化や退院直後の方へのリハビリ技法をご指導頂いています。

 

職員の歩行介助がむつか仕方への介助法を質問します

即答で職員をモデルにして安定した歩行介助法をご教示頂きます

悩んでいることを聞くと活きますね。

「そうか」「あ~~」小さ気付きの連続ですが、それが経験値となって身につきます。

 

「ぱせりの職員さんの前向きさ、やる気が伝わってきますね。」

理学療法士さんからの言葉で私も嬉しいです。

 

入居者の寝ているときのポジショニングについても、理論的な説明の上で

「これは拘束じゃないから、ご本人が動きやすい部分もあります。動かれたらそれで問題ないのですよ」

職員が一番気になっていることまで説明を受けると安心です。

 

少しでも、小さなことの積み重ねでも、職員のスキルが上がれば充分です

結果として、入居者の皆様へのサービスの質の向上が図れれば最高だと思っています。

 

 

ぱせり

2022年05月23日 月曜日

温暖な、年間でも一番過ごしやすい季節だけど…

これから梅雨を経て立つ場に向かうので一番気をつけるのは脱水です。

 

新型コロナウイルス感染症や食中毒予防は当然ですが、気を緩めると水分摂取量が減ってくる時期になります。

何度かご紹介いたしましたが、ぱせりでは朝に定期的な乳酸菌飲料や乳製品の提供を行っていません。

それは、その予算があれば様々な、嗜好にあわせた飲み物を準備できるからです。

 

新製品は「オレンジティ」です。

アップルティは定番の人気商品だけど、バリエーションが増えて楽しみも増しました。

お茶だって、緑茶・麦茶・ほうじ茶と3種があります。その上で温度も変えるから、熱いお茶から冷たいお茶まで

コーヒーを提供される施設さんは多いですね

それに、ココア、ミロ、カフェオレが類似で加わります

紅茶もストレートの紅茶、ミルクティ、レモンティ、レモネード

お風呂上りはポカリスエット、嚥下障害のあるかたはイオンサポートゼリーのクラッシュ提供

いま、思いついただけで結構なバリエーションがあります

これを朝と午後のお茶タイムに提供し、食事の際も和食と洋食で変化をもたせて提供します

 

だから1000CCは軽く超過

ただ、高齢者になると一口の飲水量が少ないですね

「一口どうぞ」の量が微量も微量

一度で100cc~150c飲んで頂くのに苦労して、複数回に分けて合計量で目標超過を目指しています。

「ビールだったら500ccの菅を2本は軽く飲めるんだけどね。」と笑う方も水分となれば200ccが限度

 

職員もバリエーションがあるので手を買え、品を変え、目先を変えて提供です。

一気飲みは無駄に排尿量が増えるだけなので、正解な水分接種法だけど職員の皆さんの頑張りが助かっています。

 

ぱせり

2022年05月22日 日曜日

天気の良い日はお外でお食事

今が一番心地よい季節

 

こんな天気を活かさないともったいない~~

と、言う事で、お外でお食事

駐車場の一角にテーブルを出して、気分だけでもお外でお食事

小さな事だけど、心の癒しになると素敵な事だと思います。

 

私達に出来ることは限られています

思いつきでも職員の意見を尊重して何か出来れば良いと思います。

だって楽しい事だから失敗なんてないでしょう♪

何でもやってみて、良かったら笑うだけです。

 

こんな積み重ねが素敵な施設を作っていくと思っています。

 

 

ぱせり

2022年05月19日 木曜日

認知症の初期はご本人が一番混乱されます。

認知症

以前も書き込みましたが、私は認知症について

「脳の神経細胞が変性消失して日常生活に障害を来たした状態像で、不可逆的進行性の難病」

と学びました。

認知症は状態像であって、原因疾患はアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉型認知症、脳血管障害の後遺症による認知症など多くの原因疾患により認知機能が障害されるために起きる症状の総称です。

それに脳血管障害等の突然に発病に伴って障害される場合を除き、進行性の難病なので徐々に進行する

いえ、初期の初期は気付きにくいです。

個人差があって、初期段階と気付いた時には進行している例が多いです

 

一部の方で、「まだら」と呼ばれる、しっかりした部分と記憶が穴が開くように失うことがあります。

できなくなったご自分に気付かれると辛いですよ。

忘れた事に気づくかたもお辛いと思います。

普段は忘れ、失った記憶も忘れるので、気にすることはありませんが

周囲の一言で傷つかれる方が一番辛いと思います。

 

高度認知症まで進行されると数秒前の記憶も無いので、笑顔で対応して支援すれば辛いことはありません。

不老不死の言葉が一番適切だと思う反応をされます。

ご自分は気持ちが若いので、ご自分よりお若い方に向かって「お婆ちゃん」なんて失礼な発言も平気です

爆笑して何事も無い様に、「四捨五入すれば全員100歳」で話題を切ります。

 

個人的には

お釈迦様が四門の例えで説かれた教えに「生老病死」の四苦があります

生きる苦しみ、老いる苦しみ、病の苦しみ、そして人間は逃げる事ができない死の苦しみ

致死率100%の人間です。

その苦しみは想像する事も怖いでしょう。

 

認知症になると、ご自分の年齢や病状、状態を認知する機能が失われ、気持ちが若い方は何時までも若い

だから最期の死の苦しみは無関係になります

辛い治療も忘れるので、苦しみに怯えることはありません。

だから認知症になることも悪くないと思っています

 

人生100年時代

最期の1~2年はしっかり認知症になってください

認知症になると周囲の皆さんや家族に迷惑をかけるから・・・

いやいや、認知症になればその心配も失って気楽になりますよ

何時までも元気で、最後の最後で認知症

これが一番です。

 

ぴんぴんころり(PPK)

元気でころりと死ぬ

考えてください、昨日まで元気だった伴侶が突然亡くなる

これが目標だなって、私は許しません、認めません

元気で、元気で、認知症になって「安らかに人生を終える」が一番素敵だと思っています。

 

その為には、長生きすることです

その上で、地域の中でお役に立つ活動を

地域の役は面倒だと思う方も多いですが、それがご自分の介護予防になり、元気の秘訣だと思えば得るものが大きいです

趣味も良いですが、身体を動かす趣味は加齢と共に難しくなります

私はイカ釣りが趣味ですが、運転できなくなれば釣り場へ行く事が難しくなります。

 

なんとも不便ですね。

それも人生だと思って受け入れる事だと思っています。

 

 

ぱせり

 

2022年05月18日 水曜日

ミニトマト栽培

ぱせりの駐車場の周りの果断には様々な花々を植えています。

 

芝桜もあれば、勝手に増殖したお花もあります。

一部ですが、入居者の方と一緒に水を毎日あげて元気に育っているミニトマトがあります。

肥料もたっぷりなので生育が早くて大きく伸びて育っていますね。

花は姿が無いので、今からだと思います。

花が咲けば、ミニトマトが豊作になるだろうな~~

 

衛生的には食べてよいものなのか・・・

私個人は食べそうです

私が食べて毒見して(味見)して無害であればいいんじゃない?

駄目との意見は尊重して楽しむだけも考えているけど、出来てから考えましょ

 

日々成長する姿は見るだけで楽しいです

二・三日のお休みを頂いてから見ると「お~~~成長したね。」ですね

小さな楽しみだけど、小さなことの積み重ねが日々の笑顔になると思っています。

 

楽しみだな~~~

甘いといいな~~

 

 

ぱせり

2022年05月17日 火曜日

訪問美容でカットすれば気分も爽快

ぱせりは毎月、訪問美容師さんにお越し頂いてカット・おしゃれ染めをお願いしています。

素敵な美容師さんに来て頂けるので、嬉しい時間です。

「どんな髪型にしましょうか?」

希望を丁寧に聞いて頂けます。

でも、何といえば良いか分からない方も多いですね。

 

その際は私から助言させて頂きます。

「別嬪さんにしてください。」

美容師さんの感性で、その方にあった髪型を見ていただいて一任する

「綺麗にしてください」でも良いけど、別嬪さん(べっぴんさん)の昔言葉が高齢者には受け入れられます。

 

出来上がった髪型は全て「素敵ですね♪」「お似合いです。」とひと声掛けさせて頂きます。

その際の素敵な笑顔が一番です。

訪問美容ですが、カットするだけでスッキリします。

素敵なひと時だと思いますね

 

 

ぱせり

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