ブログ(ぱせり日記)
寒の戻り
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。
春になれば温かくなって体調も安定するって思いますが、実際は4月は非常に危険な時期です。
精神的な部分を含めると5月まで危険信号が点滅していると思って支援が必要と思っています。
1年を通して一番厳しいのは2月・1月の順です。
寒さで体調急変があるからですね。
それを超えて春になれば・・・と、思い込んでると落とし穴があるのが経験上の危険信号です。
危険信号は新型コロナ感染症も同様ですね。
蔓延防止措置が全国で解除されたから大丈夫なんて嘘ですよ。
東京とは予想通り感染者数が増加に転じています。
地方でも、福岡でも収束は見えていません。
介護施設では多くでクラスターが発生して職員の対応が大変な事になっているとお聞きします。
ぱせりは油断しないで今まで通りに感染対策を徹底し続けます。
油断したつもりは無くても気の緩みが緊急事態を引き起こしますね
さて、楽しみもリスク回避しながら考えていかなきゃいけません。
ぱせりの前の公園の桜も満開を迎えました。
寒の戻りで満開時期も長くなってくれそうです
ただ、明日も強風予想なので、楽しくお花見は延期です。
日々を楽しく、素敵な笑顔で暮らし続ける
考えましょう。
ぱせり
春ですね~♪
昨日までの春の嵐は過ぎ去って、穏やかな陽気の一日です。
「春ですね~♪」
換気の為の窓も各所で全開になっています。
今日は一日を通して日中は心地よいですね
「こんな日々が続けばいいけど」
「女心と春の空」なんて言うと、「女心と秋の空」じゃなかったかしら
どちらにしても移り変わりが激しい季節の変わり目です。
※差別的な意図はありませんので、ご容赦下さい。
「心代わりするのは男の人ですよ」
様々な言葉に笑顔がでる春の陽気です。
テレビではプロ野球も開幕しホークスファンの方も多いです
巨人戦や高校野球まで含めるとチャンネルの半数が野球です
先日は広島商業の新型コロナ感染による2回戦の辞退報道があり
新型コロナ感染症がいまでも最大の課題だと職員同士で話題になっています
「自分が第一号にはなりたくない」
この一身で職員の皆様は緊張感を持って休日も自粛して頂いています。
頭が下がる想いです。
蔓延防止措置が解除されても5月までは毎週の抗原検査実施と報告が求められています。
ぱせりでは昨年より継続している検査は今後も可能な限り継続して水際対策を徹底していきます。
全ては入居者の皆様をお守りする為です。
ぱせり
公園の桜も開花宣言
ぱせりの目の前は公園です。
地域の公園ですが、施設の公園のような場所にあります。
公園内に桜の木があり、満開には入居者の方々を順にご案内してお花見が出来ます。
福岡市の開花宣言より少し遅れて開花したので、満開まで1週間は必要でしょう。
代表的な「そめいよしの」では無いと思いますが、素敵な花びらに満ちた姿を今年も見せてくれると期待しています。
お天気が良くて、公園に誰もいないタイミングを見計らって、計画的というよりも適宜の対応で「お花見」を楽しみます。
新型コロナの蔓延防止措置は解除されましたが、施設では今も緊張感を持って予防策を継続しています。
だから「お花見」も他者との接触を控える柔軟な開催ですね。
でも、良いですよ。
1本の桜だけど、独占できる楽しさがあります。
散り際の桜吹雪に出会うのは稀ですが、素敵な一時も待っています。
ベンチに座って季節の風を感じながら、桜に時の流れを感じるひととき
穏やかな気持ちになれます
立派なことは出来ないけど、私達に今出来ることを考えて、住み慣れた地域の中で、地域の風を感じながら暮らし続ける
それがグループホームぱせりです。
ぱせり
ぱせりの誕生会
高齢者の皆様の利用される各施設では、様々な形でお誕生会が模様されていると思います。
私も過去に経験した施設の中には、お誕生月をまとめて実施し舞台へあがり代表者が御礼のご挨拶をする
そんな形も素敵な機会だと思っています。
ぱせりではお誕生日にお祝いをしています。
ご本人様の嗜好に合わせて、事前にお聞きした好くな物をご用意させて頂く形です。
・昼食時に巻き寿司・いなり寿司を提供
生のおすしは食中毒のリスクを懸念して敬遠しますが、巻き寿司やいなり寿司は提供OKと考えています。
・おやつにケーキ
通常のおやつと合わせて提供する場合もあれば、通常を休止してケーキをお出しする
それもロールケーキにデコレートするのが好評です
フルーツにクリームやヨーグルトをトッピングする
・ぜんざい
ご希望は様々で白玉粉を用意して職員が作ります。
粒あんと漉し餡をミックスした美味しいぜんざい
・フルーチェ
ご希望なのでご用意します
フルーツはみかんや桃缶、バナナです。
「もうこの歳になって欲しい物はない。美味しいものがいい。」
でも、一番はご家族の素敵な笑顔です。
ご家族様が「お誕生日おめでとう」の一言に勝るお祝いはありません。
お電話の一言だけでも感涙です。
来年もその翌年も・・・毎年お祝いさせて頂ける事を一番に願っています。
ぱせり
職員募集
グループホームぱせりでは日勤(8:30~17:30)の職員さんを募集しています。
1ユニット9名の認知症高齢者の方々の生活全般を支援するお仕事です。
中重度の要介護認定を受けた皆様が多いユニット
経験が無いと出来ないことが多いと思います
身体介護も多く、認知症ケアも必要です
優しさ、明るさも必要です。
夜勤の体制は整ったので日勤の時間でお仕事を考えている方がおられましたら、一度施設の見学にお越し下さい。
ご連絡をお待ちしています。
電話:852-1400
ぱせり
認知症の症状は様々
認知症
一言で言う事ができません。
私は「脳の神経細胞が変性消失して日常生活に障害を来たした状態像であり、不可逆的進行性の難病」と教わりました。
その原因は、アルツハイマー型認知症・脳血管障害(の後遺症)・レビー小体型認知症・前頭側頭葉型認知症など、数多くあり、以前に調べたときに45種別があると学びました。今は更に細分化され多くなっていると思います。
アルツハイマー型認知症でも脳の萎縮部位により症状は様々です
脳血管障害も左脳・右脳と障害を受けた部位やその範囲により症状は大きく異なります。
症状の上に精神的な部分が重なる事もあれば
生育歴・生活歴による個性が重なります
独居を好む方もあれば、気の会う仲間と過ごす事を好まれる方、多くの中で社交性を持って過ごされる方、逆に社交性が苦手な方など
20年を超える高齢者支援の経験の中で数百人の認知症の皆様とお会いしてきましたが、何度考えても全く同じ症状の方はいないのか?人の数だけ個性もあり個別対応が必要なんだと思っています。
それを分類すれば冒頭の種別になりますが、その中でも細分化していくと同系統になるのが中核症状と周辺症状だと思いますが、細部はやっぱり千差万別です。
おひとりお一人に合わせて対応が異なります。
短期記憶障害や見当識障害で日常生活に支障があっても必要な部分を支援すれば出来ることもある方
一方で加齢もあり精神的な不安も重なって訴えが多くなる方
困難事例・問題行動と呼ばれ、介護者の悩みになる事例もあります
でも、ご本人は誰もご自分が問題行動や困難事例を引き起こしているとは思っていません
困難や問題だと思っているのは介護者です
それも、経験値の高い介護者と経験の浅い方では捉え方が異なります
考えれば考えるほど、介護は深い
認知症ケアは置くが深い世界です。
日々、色々な事を感じながら、考えながら支援を提供しています。
大事なことは向き合う事
向き合って考え、悩んだ経験は経験値として先に活かされる
ただ、決め付けは禁物です
千差万別の対応が求められ、体調や精神的な不安で常に変動するから柔軟性も必要と思います
また、認知症の皆様は敏感です。
私達の精神状態まで見抜かれます。まるで鏡のように・・・
今日も学び続ける日々ですね。
※禅問答のようで分かりにくい文章になったことをお詫びいたします。
ぱせり
介護は突然やってくる
今回も私の両親のお話です。
年輪を重ねるとできない事が増えてくる
これは誰もが経験している事です。
その出来なくなった部分をお手伝いして、ご本人でも出来ることは見守り続けて頂く
これが自立支援です。
自立も自己判断、自己決定を考える自律の文字もあります。
徐々に老いて介護も徐々に必要になる・・・
しかし、現実には「介護は突然やってくる」の例が多いです。
転倒骨折で大腿部頚部骨折し、歩行困難になることもあります。
脳血管障害により麻痺が残り、認知機能も低下する事もあります。
認知症も初期は、性分・性格と思われたり、うつ病と勘違いされて心配される事もあります
離れて暮らすご家族が帰省された際に変化に気付かれることは多いです
日常生活は出来ても間違えが増えたり、買い物も同じ物を買ってくる
何か変だな~が気付きの初めだと思います
でも外部の支援の必要性は感じない
私の母は父親の方が先に逝くと決め付けて「お父さんの介護は私が頑張る」と言い続けていた
それが胃がん手術後の姿を見て「私には無理・・・」
そばで私は微笑むだけです
急に目の前に手術直後の父親が運ばれてくる
その姿を見れば無理の二文字も心の言葉になって出るでしょう
父親は、胃がんの後に食道がんを患いましたが、今は介護が必要になった母親を支えています
その父親も食事だけ作って出せばよかった世話が直接的な身体介護が必要になると「限界」と介護の現実に直面します。
徐々に老いて枯れるように・・・要支援から介護の階段も順に重くなって行く
実際は「介護は突然やってくる」です。
そのときに大事なことは、早く気づいて相談する事です
一人で抱え込まない
相談する事で何かサービスを活用する事です
私の母は介護認定の見直しをお願いしています
結果が出れば、その要介護度に応じて施設を検討します
施設へ入所すれば離れ離れになりますが、父親は覚悟を持って決めてくれたので少し安心です
地域のお役目も続けるから、皆様のおかげで父も元気だと思っています。
施設は様々
それは相談してください
福岡市内であれば「いきいきセンター」が各区の中の小学校区内にあります
公民館に訪ねても教えて頂けると思います
相談する事が第一歩です。
ぱせり
認知症になりたくない
ご入居者様に関する記事は個人情報保護より本人が特定できる可能性があり控えます。
今回より数回に分けて私の両親に起こった認知症や朗々介護について記事にしたいと思います。
遠方に住む90歳の老親(両親)です。
父親は大腸がん・胃がん・食道がんを経験しながら、今も地域の町内会長を努めています。
高齢になっても地域の中で活躍させて頂いている事で認知症予防、健康寿命の伸張、病気の克服が出来ていると常に感謝しています。
一方で母親は「お父さんのことは私が面倒を見る」と断言していましたが、現在は認知症もあり身体機能も低下し在宅生活もギリギリの中で在宅介護サービスを組み合わせて生活を継続していますが、最近では施設入所を検討しています。
母が元気な頃、常々口にしていた言葉があります。
「認知症になりたくない。」「アルツハイマー(型認知症)になりたくない。」
母の母、私の祖母は晩年、認知症で家族の介護も玄海を向かえ施設にお世話になり終末期は病院で最期を迎えました。
その経験より「認知症になりたくない」と言葉にしていたと思います。
離れて暮らす私は定期的な電話で現状を確認し、できる助言をしてきました。
そして、ある日を境目に
「私は大丈夫」と母の言葉が変わりました。
私は穏やかに笑みを持って「それは良かった」と伝えるだけです。
父親に現状を確認し、認知症の症状を確認して助言をします。
「今の状況は病気によるもので、今後も進行すると思うのでケアマネさんと良く相談して、ショートステイを組み合わせて介護の休養日を作っていかないと長く介護することが出来なくなるよ。共倒れしないように困った事があれば何時でも相談して。」
コロナ禍で自由に帰省できない時期でした
福岡が緊急事態宣言発出時期は面会するだけで介護サービス利用を2週間お休みして健康観察期間とする等、社会もピリピリした状況でした。
認知症は病気です
元気だった頃の姿があり、言い聞かせれば分かると思って父親の言葉が強くなる事を懸念しています
だから認知症の理解をゆっくり説明して納得して頂いていました。
90歳前にして理解力がある父親には驚きと感謝です
おかげで穏やかに二人が過ごす日々が少しでも長くなれば、それだけが願いでした。
認知症は脳の神経細胞が変性消失して日常生活に障害を来たした状態蔵で、不可逆的進行性の難病
と教わりました。
認知症の進行は個人差があります
徐々にレベル低下、進行する方は稀で、一定期間は維持されて、ある時期に急なレベルダウンが起きる
それも、何処まで落ちるのかは個人差がある
この話も父親に何度も伝えて来ました
そしてある日に「急に立てなくなった」と連絡が入りました。
状況を順に聞き取ります
脳血管障害であれば半身に麻痺や機能障害があると思って聞くば、該当しないようです
下半身の力が入らないで休に立てなくなった
次は腰椎の圧迫骨折による神経損傷を疑います
私は医師でもなんでもないので、経験に基づいて助言するだけです。
両足共に稼動域に問題はない
でも、立つと言う動作が認識できないような気がしました
「もしかすると認知症の進行によって、『立て』の言葉を理解する事ができないと感じるね。」
対応策を伝えて試してもらいます。
「一緒に行こう。」と声掛けして
さて、自転車を運転する際に足の向きや力の入れ方、バランスの取り方を考えて自転車に乗る方は少ないと思います。
立つ動作でも同様に考えて立つ方は少ないでしょう。
でも、支援は必要です。
足を投げ出して座っている姿勢から立ち上がるのは無理です
深く座っている姿勢から立ち上がる事も無理です。
父親に「足を引いて、姿勢を少し前傾しなるよう背中を支えて、転倒を予見して支える準備をした上で『一緒に行こう』と声をかけてみて」と伝えました。
「立て」、「立って」では出来なかった動作が、「一緒に行こう」と声掛けると動きます。
結果は認知症による理解力の低下です
これは声のかけ方を少し工夫して支援すれば解消できました
個人差があるので、誰も同じとは思いません
こうして今も二人は在宅で暮らし続けています。
私に出来ることには限りがありますが、穏やかに、冷静に、落ち着いて出来うる助言を伝えるだけです。
失敗しても何があったも、それは認知症による症状であり
働き者で優しかった母親に変わりはありません
今を見て全てではなく、人生の全ての中の最終章に入ったと思っています。
つづく
ぱせりの日々
グループホームぱせりは9名を1ユニットとして2ユニット18名の認知症高齢者の皆様の日常生活を支援させて頂いています。
ご本人に出切る事は一緒に日常生活リハビリとして共同して生活する施設です。
全ての皆様ができる事ではありません。
健康体操やリハビリ体操、レクレーションもご自分が楽しいと思っていただける部分だけを参加して頂く事も可能です。
自立支援は自己決定が第一なので、苦手な事は苦手で良いと思っています。
ご家族様より「母は昔から手先が器用で和裁をしていましたので、縫い物は得意です。」
しかし、現実は昔取った杵塚のように上手にできない事が多いです。
ご自分で縫った創作物を見て、ご自分で評価され「誰が・・・」と言った瞬間に自分の作品と気づかれ
もう二度と針を持つことが無くなる
出来るから、出来ていたから、素晴らしい作品を作る事ができなくなったご自分を受け入れる事ができない
だから二度と手を出す事がありません。
でも、お口は昔の指導者の心をお持ちです。
さて、ご指導をお願いしましょう。
現実には針仕事をお願いする場面はありません
間違って持ち帰られると事故になるので、料理が良い例です。
味付けの評価を頂いて、職員のできばえを見ていただきます。
「これでいいですよ。」「美味しい」「良く出来ました」
素敵な笑顔でお褒めの言葉を頂戴いたします。
お食事の小鉢の取り分けは複数の方へお願いしています。
お上手に分量を考えながら、取り分けて頂きます。
見栄えも考える方だってあります。
こんな小さなことでも生活動作になり、リハビリ効果が期待できます。
「ありがとうございます。」「おかげさまで助かりました。」「またお願いします。」
感謝の気持ちをお伝えすると、素敵な笑顔で「いつでもお手伝いします。」とお返事を頂けます。
お礼を言う事
これは承認欲求と言われます
若い皆様がSNSで「いいね」をたくさん欲しい。
自分の存在を認めて欲しいと思う気持ちが承認欲求です
高齢になっても、認知症になっても、「認めて欲しい」「役に立ちたい」「必要とされる存在でいたい」は変わりません
だから小さなことでもお願いしてできた事は全てお礼をお伝えします。
この小さな笑顔の交換が素敵な日々を過ごす秘訣です。
私たちが忙しそうだったら、不機嫌な様子だったら・・・
皆様の感性は素晴らしく反応され、忙しそうを見抜かれ、不機嫌な素振りを同調して不穏になられます
全ては私達に要因がある
そう考えれば、私たちが心穏やかに素敵な笑顔で接する事で皆様が穏やかに日々を過ごして頂ける
この積み重ねが、グループホームぱせりです。
今日は1ユニットで「おしるこ」を作っています。
「おしるこが食べたい」の一言で準備はあるので、お作りします。
小さな楽しみですが、素敵な笑顔を交わす一時が生まれるとおもいます。
ぱせり
戦争するやつはバカだ… ぱせりは戦争反対
毎日報道されるロシアによるウクライナ侵攻の戦争報道を見て、実際に大戦を経験された入居者の皆様のお声は「戦争するやつはバカだ」。
戦争による悲劇は繰り返してはいけないことです。
民間人を巻き込むから…だけではありません。戦闘員にも家族があり、家族は民間人です。
全ての戦争に反対します。それは休戦や停戦も反対です。いつ戦争が再開されるかの恐怖があるから
戦争で得るものなんて何もない。ただ、悲劇だけが残る。それが戦争です。
グループホームぱせりは入居者の皆様と声を合わせて戦争反対を叫びます。
ぱせり
最近のブログ記事
- 2023年10月31日 火曜日久しぶりの更新 運営推進会議の報告
- 2022年09月05日 月曜日台風11号
- 2022年09月01日 木曜日猛烈な台風11号が北上してきます
- 2022年08月27日 土曜日小さな秋を感じる
- 2022年08月24日 水曜日ぱせりで一緒に働きませんか?